大分県は〇〇満足度1位!? 温泉だけじゃない、大分県が誇る色々な”日本一”をご紹介
皆さんはご自身の出身地や居住地の日本一なものがなんだかご存知ですか?
湯あがり本舗があるここ、大分県が誇る日本一と言えば、県の特産品としても有名なかぼすの生産量や、温泉の源泉数・湧出量などが有名ですが、実はこの他にも大分県には一般にあまり知られていない様々な日本一がいくつも存在するんです。
今回は、意外と知らない大分県の日本一な特徴をいくつかご紹介します。
目次
いろいろあります、大分県の“日本一”
乾燥シイタケ生産量
大分県は昔からシイタケの栽培や乾燥シイタケの生産が盛んで、その歴史は江戸時代までさかのぼることができるそうです。
現在でも大分県では高品質な乾燥シイタケが生産されており、その量は年間5887トンと日本一の生産量(2021年時点)なんですよ。
さらに県内では毎年、その年に作られた乾燥シイタケの出来を評価する品評会なども開催されており、品質や技術の向上に余念がありません。
大分県産乾燥シイタケは市場シェアも38%と高く、九州をはじめ主に西日本で広く流通しています。
もしかするとあなたの行きつけのスーパーで見かける干しシイタケや、馴染みの飲食店で使用されているシイタケも、大分県で作られたものかもしれませんよ!
また、きのこ類全体の生産量で見ても11,323トンで全国6位(2021年時点)と上位にいます。
ただ、近年は外食やデリバリーなどで食事を済ませる方も多いためか、家庭での乾燥シイタケの需要は徐々に落ち込み気味。
しかし水で戻すことで良い出汁が出る乾燥シイタケは、料理の香りや風味を良くするだけではなく薄味でも満足感のある1品に仕上がるため、健康を考えた減塩にも効果的なんです。
普段よりワンランク上の料理を作ってみたい方や、最近血圧が気になってきた方にはぜひ取り入れてみてほしい食材です。
大分県公式オンラインショップでは大分県自慢の乾燥シイタケを気軽にお取り寄せすることもできるので、ぜひ香り豊かなシイタケをご自宅でも味わってみてくださいね。
地熱発電量
おんせん県おおいたとして世界的に有名な温泉地である大分県では、人々に温泉の恵みを与えてくれる地熱を活用した地熱発電が非常に盛んです。
県内で地熱発電を行っている発電所は6か所ありますが、なかでも九重町にある八丁原地熱発電所では一般家庭なら約3万7千軒分をまかなうことができるほどの電気をうみだしており、地熱発電所としては日本一の発電量(2019年時点)となっています。
また、大分県別府市にあるリゾートホテル「杉乃井ホテル」では小規模の地熱発電所を所有しており、ホテル内で使用する電気をまかなっています。
この地熱発電で得た電力は、毎年冬に行われる幻想的なイルミネーションのライトアップにも使用されていて、杉乃井ホテルの見どころの1つになっているんですよ。
大分県は地熱発電以外にも、風力や太陽光などの再生可能エネルギーの自給率が非常に高く、こちらも県内の発電量全体のうち49.6%と全国2位の自給率なんです(2022年時点)。
持続可能な開発目標を掲げたSDGsの実現に向けて、大分県では今後ますます再生可能エネルギーの普及が期待されています。
道路トンネル数
あまり知られていませんが、実は大分県はトンネルの数がとっても多いトンネル王国なんです。
その数なんと575本(2023年時点)と、土地面積が倍ほどもある2位の北海道(478本)を大きく押さえて日本一となっています。
大分県にトンネルが多い理由ですが、隣県に接する県境を山と海に囲まれているという地理的な特徴のため、地形に添って道を作るよりも山を掘ってトンネルを通した方が移動距離を短縮でき、コスト的にも安いという面があるそうです。
数多くあるトンネルの中には観光地として活用されている場所もあり、
・さまざまな壁画の前でおしゃれな写真を撮ることができる国東市の「恋叶トンネル」
・中を歩くと音楽家・滝廉太郎の代表曲である「花」や「荒城の月」などのメロディが流れる竹田市の「廉太郎トンネル」
・文豪として有名な菊池寛の作品「恩讐の彼方に」のモチーフにもなった、中津市にある江戸時代開通のトンネル「青の洞門」
など、県内各地に個性豊かなトンネルがありますよ。
ドライブやツーリング好きの方は、1日で何本のトンネルを通ることができるかチャレンジしてみるのも面白いかもしれませんね。
大分県に来た際は様々なトンネルを見たり通ったりして楽しんでみてください。
マダケ竹材生産量
竹にはマダケ、ハチク、モウソウチクなど様々な種類がありますが、中でも大分県では工芸品やインテリア、エクステリアの素材として使用されることが多いマダケの生産量が全国1位なんです。
大分県に住む人々は、古くから入手が容易だった竹を使って日用品を手作りしたり、温泉地に観光や療養に訪れた方向けのお土産として竹細工を制作していた歴史があるようです。
このため、大分県別府市では竹細工が地域の伝統工芸品として認められていて、現在でも竹工芸作家の方々によって様々な作品が生み出されているんですよ。
かつては農作業に使うカゴや料理用のザルなど身近な日用品として活用されてきた竹細工ですが、現在ではピアスをはじめとしたアクセサリーやデザイン性の高い高級なインテリアなど、プレゼントにもぴったりなおしゃれなお土産として多くの方に愛されています。
大分県の公式オンラインショップでは、職人が制作した竹箸やバターナイフなどのカトラリーや、デザインにこだわった竹かごなど県内で制作された竹細工を購入することもできますよ。
また、別府市内には誰でも気軽に竹工芸の作品鑑賞や製作体験ができる「別府市竹細工伝統産業会館」という施設があり、作品を目で見て楽しむのはもちろん、実際に自分で竹ひごを編んで作品を生み出すおもしろさを感じることもできます。
おしゃれな雑貨が好きな方はもちろん、手芸や伝統工芸に興味のある方はぜひ1度訪れてみてくださいね。
石灰石生産量
食品の乾燥材や畑の肥料、化学製品の添加物にセメントの原料など、幅広い用途で活躍する石灰は私たちの日常になくてはならないものですよね。
そんな石灰のもととなる石灰石の生産量も、実は大分県が日本一なんです。
大分県内での石灰石の年間生産量は約2500万トンと、国内全体のおよそ19%を占めています(2022年度時点)。
大分県で生産される石灰の多くは県沿岸部にある津久見市で生産されており、質の良い石灰石が採取できる鉱山がある津久見では、江戸時代ごろから石灰石の採掘が盛んにおこなわれていたそうです。
鉱山の近隣にはセメント工場がいくつもあり、市内にはなんと「セメント町」という地名があるほど、津久見市民の生活には古くから石灰産業が根付いているようですね。
また、石灰資源が豊富にあるおかげか、津久見市をはじめとした大分県南部には石灰石が長い年月をかけて生んだ鍾乳洞がいくつもあります。
見学ができる鍾乳洞のなかには洞窟内に地下水が溜まった水中鍾乳洞など珍しいものもあり、大分県の自然の豊かさと雄大さを感じることができますよ。
ひらめ養殖生産量
高級魚として人気の高いヒラメですが、大分県ではヒラメの養殖が大変盛んで、その生産量は528トンと全国シェアの約30%(2021年時点)を占め、なんと日本一なんです。
県内でのヒラメの養殖は、主に県沿岸部の津久見市や佐伯市などで盛んにおこなわれています。
最近では大分県の特産品であるかぼすを与えて育てた「かぼすひらめ」というブランド魚が生まれたり、温泉に生息する微生物を餌に配合することでヒラメの生存率を上げ成長を促すなど、大分県ならではの取り組みでますます盛り上がりを見せていますよ。
産地ならではの新鮮なひらめを食べることができる飲食店も県内には多数あるため、大分県を訪れた際はぜひ大分生まれのひらめを味わってみてくださいね。
参考:食品データ館 【都道府県】ヒラメ(養殖)の産地・生産量ランキング
国内旅行の満足度
世界的に有名な温泉地である別府を始めとして、県内各地に魅力的な観光地や宿泊施設がある大分県は、旅行雑誌じゃらんを発行するリクルートグループが行った国内旅行の満足度ランキングにおいて、総合満足度90.9%と多くの支持を得て見事第1位(2023年時点)を獲得しました。
こちらのランキングは「おいしい食べ物があった」や「魅力ある特産品やお土産があった」など様々な項目ごとに47都道府県の旅行の満足度を調査したもので、このうち「総合満足度(90.9%)」と「魅力的な宿泊施設が多かった(66.4%)」の2つの項目で大分県が最も多くの支持を集め、見事第1位に輝きました。
宿泊施設の項目では2022年度に続き2年連続1位を獲得しており、各宿泊施設のサービスの良さやスタッフの方のホスピタリティが多くの方から評価された点のようです。
この他にも、地元の人のホスピタリティを感じた(6位32.9%)、大人が楽しめるスポットや施設・体験が多かった (7位47.4%)、 ご当地ならではの体験・アクティビティが楽しめた(3位45.1%)などなど、大分県は計6項目でベスト10に入っています。
別府の地獄めぐりに湯布院の金鱗湖など大分県ならではの個性的な観光地や、地元の方とのあたたかい交流が高い評価を得ているようですね。
ちなみに、大分県へ旅行へ行く決め手となった主な理由としては、良い宿・ホテルがあったから(1位71.2%)、魅力的な温泉があったから(1位74.1%)、テレビや雑誌などで話題になっていたから(8位26%)などの声が多かったようです。
やはり県内各地に多種多様な温泉や温泉付きの宿泊施設が多くあることなどが旅行者にとって大きな魅力になっているようですね。
観光に来た方の満足度もとっても高い、日本一のおんせん県おおいた。
あなたもぜひ1度遊びに来てみませんか?
参考:じゃらん宿泊旅行調査2023 都道府県魅力度ランキング編
住みたい田舎ランキング
大分県は観光地としても人気ですが、実は移住地としても高い人気を得ているんです。
宝島社が月刊誌「田舎暮らしの本」の中で行った「2024年版 住みたい田舎ランキング」において、人口3万人未満の市として大分県豊後大野市が総合、若者・単身者、子育て世代、シニア世代の全部門で1位を獲得するという素晴らしい結果を残しています(2023年時点)。
また、この年のランキングでは同じく人口3万人未満の市として、大分県国東市が総合部門と子育て世代部門で2位、大分県杵築市がシニア世代部門で3位にランクインしています。
この他にも、人口5万人以上10万人未満の市シニア世代部門では宇佐市が、人口20万人以上の市子育て世代部門では大分市がそれぞれ1位を獲得しました。
(共に2023年時点)
大分県は世代を問わず憧れの移住地として注目を集めており、県内の各自治体も移住にまつわる各種相談を受け付ける窓口を設けたり、現地で就職・起業した場合受けられる支援金や住まいを探している方向けに住居可能な空き家の紹介など、地域によって異なりますがさまざまな移住支援施策を行っています。
豊後大野市はライフステージに合わせた100項目を超える移住・定住者支援に加えて、既に市内で暮らしている子育て世帯への支援にも力をいれており、移住後も安心して長く暮らし続けていけるように市民を支える政策を行っていることが人気の理由のようです。
さいごに
いかがでしたか?
大分県の意外な日本一を知ることで、その魅力を再発見することができましたね。
魅力たっぷりな大分県にぜひ足を運んでみてくださいね
湯あがり本舗では大分県のお土産としても人気のオリジナル入浴剤や、温泉水や大分県特産のカボスを配合したスキンケア化粧品、大分県限定のキャラクターグッズなどを取り扱っています。
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