別府発祥、日本最古の定期観光バス

別府市内を走る路線バスや、九州を中心に観光バスの運行をしている亀の井バス。
大分県在住の方や、大分県に観光に来たことがある方は利用したことがあるかもしれません。

 

実はこの亀の井バス、とても古い歴史があることをご存じですか？
今回は大分県が誇る老舗バス会社、亀の井バスについてご紹介します。

 

 

亀の井バスとは？

亀の井バスは、大分県民で【知らない者はない】と言われるほど有名な九州観光の祖

油谷熊八が、1928年に設立したバス会社です。

創業者の熊八が発案し、現在まで行われている大分県内でも指折りの名物、別府地獄めぐりは、

日本国内で最も長い歴史を持つ定期観光バスといわれています。

 

さらに、現在では一般的になっている女性のバスガイドを国内で初めて採用したのも、

実は亀の井バスなんです。

 

 

上記の地獄めぐり観光を行う際に同乗し、七五調の観光案内を披露して観光客の耳を楽しませた

当時は少女車掌と呼ばれた方々が、現在の日本におけるバスガイドの元祖だといわれています。

 

現在の亀の井バスは創業当初から続けている定期観光バスの他、貸し切りツアーバス、県外への高速バス、別府市内を中心とした路線バス等を運行しており、県内外問わず多くの方々に親しまれています。

 

別府の観光を繋ぐバス

亀の井バスは観光のために運行を始めたこともあり、現在でも別府市を中心として大分県内各地の

観光地への重要な交通手段として知られています。

 

別府地獄めぐり専用のラッピングバス、通称「鬼バス」や、

湯布院行きのキャラクターバス「ゆふりん」(※2021年8月現在運行を休止しております)など、

かわいらしいラッピングバスは観光客はもちろん地元の子供たちからも人気を集めています。

 

角がキュートな青鬼バス

 

また現在は別府市内の主要な観光地を巡る路線を、観光客にもわかりやすく「ぐるっと」「すぱっと」の愛称をつけ、それぞれの路線を緑のぐるっと号とピンクのすぱっと号の2種類のバスが運行しています。

 

別府駅から鉄輪・明礬間を最短ルートで運航するすぱっと号

 

さらに現在は運行しておりませんが、たくさんの動物のぬいぐるみを乗せて走る

宇佐市の動物園「アフリカンサファリ」行のバスや、2013年に別府市で開催したイベント

「トランスシティ feat.Hatsune Miku」期間内は、イベントのメインキャラクターである

初音ミクのラッピングバスが運行するなど、時々に応じて個性豊かなバスが走ることがあります。

観光地そのものだけでなく、そこへ運んでくれるバスの外観や車内の様子も楽しみのひとつに

なりますね。

 

さいごに

いかがでしたでしょうか。

別府市内にお越しの際は、大分が誇る亀の井バスにぜひご乗車くださいね。

 

外出が難しい時期には、湯あがり本舗の入浴剤で別府観光気分を味わうのもおすすめですよ。

 

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