別府温泉薬用湯の花とは
別府温泉薬用湯の花の魅力
湯の花というと温泉に浮いている又は沈んでいる固形のものと考える方も多いと思います。
もちろんそれも湯の花ですが、
別府温泉の湯の花は通常の湯の花とは一味違います。
別府だけの特殊な湯の花の特徴をご紹介していきます。
特徴その1~医薬部外品である~
医薬部外品であるということは人の肌への効果効能があるということ
ではどんな効果効能があるのでしょうか。
効果効能
あせも・いんきん・うちみ・肩のこり・くじき・神経痛・しっしん・しもやけ・痔・ただれ・たむし・冷え性
水虫・腰痛・リウマチ・かいせん・関節炎
ぜひ入ってみたくなりますね!
けれど長く入ると浴槽を傷めることがあるので
最初は風呂桶などで試すのがおススメです。
特徴その2~製法~
別府の薬用湯の花は特別な製法で作られています。
それは江戸時代よりうけつがれてきた伝統的製法です。
平成18年に国の重要無形文化財の認定も受けた伝統的製法です。
それは質・量ともに日本一といわれたミョウバンの製法に由来します。
実際にどのように製造しているか見ていきましょう。
伝統的製法
湯の花小屋の構造と薬用湯の花の作り方
湯の花小屋の構造
ワラ葺きの湯の花小屋は江戸時代から約280年を経過したいまでも変わらぬ構造で作られています。
湯の花小屋は、噴気を通した小屋(こや)床(どこ)のうえに藁や茅で屋根を葺いたもので、内部は噴気が一定の強さでまんべんなく噴き出し、
温湿度を一定に保ちやすい構造になっています。
その小屋床に青粘土を敷き固め、噴気の強さを調節して内部の温湿度を一定に保つことで、湯の花の結晶を作り出しています。
地面を掘り下げて作られた土間の上に噴気が満遍なく行き渡るように栗石を敷き詰め
青粘土を長年の経験とカンによる適度な堅さと厚めで敷き詰めます。
噴気が栗石のすき間から青粘土の中に入り、ガス中の成分と青粘土の成分が作用して結晶します。
この結晶が「湯の花」で、1日約1ミリずつ、
約2ヶ月かけて成長したものを採取し精製、乾燥したものをパッケージして製品化いたします。
江戸時代から伝わる伝統の湯の花作り
特徴その3~湯に溶ける弱酸性の使用感~
別府の薬用湯の花の特徴はお湯に溶けるということ!
通常湯の花は温泉の沈殿物または浮遊物なので水またはお湯には溶けませんが
別府の薬用湯の花は結晶成分なのでお湯に溶けます。
なぜかというと製法で記載した通り、温泉成分と青粘土から出来た結晶だからです。
溶けた薬用湯の花は弱酸性のお湯(温泉成分と青粘土の鉄分など)となり、まるで弱酸性の温泉に入っている気分を満喫できます。
特徴その4~特殊な成分~
別府の薬用湯の花の成分は
別府大学の研究によりアトピーへの効果があるとされています。
以下引用
研究で行ったモニタリング調査によると、アトピー性皮膚炎と診断された2歳児が湯の花使用によりアトピー症状が消失したり、幼少期からアトピー症状を持つ成人男性も改善傾向が見られたりしました。
その結果を受けて、私たちは湯の花に含まれる成分が、アトピーの原因菌とされる黄色ブドウ球菌に対して抗菌作用があり、免疫に関わる遺伝子を活性化させることを見出しました。
お医者様から紹介されて、薬用湯の花を購入したいというお話も聞いたりします。
用法・用量を守って使ってみて欲しいです。
最後に
有限会社岩見商事でも薬用湯の花を販売しています。
職人の方に丁寧に作って頂いた白~薄黄色の結晶です。
職人の方が厳選した美しい湯の花を一つ一つ丁寧にベテランのスタッフが梱包しています。
(有限会社岩見商事は医薬部外品及び化粧品製造業を取得しております。)
ぜひ、別府温泉でしか取れない薬用湯の花をご自宅で味わってみてくださいね。